発創アリ。

2017 06
05 ← 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 → 07
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 スポンサー広告 コメント(-)
濃度コントロール。



とっても単純だけど
とっても忘れられている原理があります。


濃いモノは扱いにくいんです。
薄いモノは扱いやすいんです。



濃いと
ドロドロ、べたつきます。


薄いと
サラサラ、あっさりです。



これは議論においても同じなんですが
忘れられています。


いきなり濃い議論をしては
決まるものも決まらないです。


議論の濃度をコントロールする。


これが重要です。
薄い議論から始めて
徐々に濃くしていき
最後に、濃度の充実した濃い結論を出す。


これが理想です。


いったい、議論の濃度とは何なのか?



それは、意見に対する執着です。


「どうしてもこの意見を通したい!」という
思いのこもった意見だけを闘わせると
濃い議論になります。


「これか、あれか、そっちか、ま、そのヘンかなぁ」という
あんまりこだわりのない意見を交えている段階では
薄い議論になります。


議論は、薄く始めて、濃く終わる。


そのための方法は、ただひとつ。
「アイディアの数を出す」です。


たったひとつのアイディアしか出さないと
それに対する執着は濃くなります。


6人の会議で6つのアイディアを闘わせると
濃すぎる議論になります。


ひとりが5つも6つもアイディアを出すこと。
議論の始まりでは、人数の5倍も6倍もアイディアを出すこと。
その中から徐々に絞り込んでいくこと。


アイディアの数が増えれば
ひとつのアイディアあたりの執着は自然に下がります。
単純な計算です。



そうやって、濃度の低い議論をしながら
絞り込みつつ、濃度を上げていく。
これが、濃度コントロールです。


これには、さらに2つの利点があります。


1つめ。貢献の自覚。
たくさんのアイディアを出すことで
自分は確かにこの場に貢献している、参加している
という自覚が生まれます。

自分が貢献した結論は、それが自分の意見と違っても
貢献しなかった結論よりも、はるかに
行動への動機が高くなります。


2つめ。視点の相対化。
数少ないアイディアを比べるよりも
たくさんのアイディアを比べたほうが
より全体的な視点にたって、相対的に比較できます。

細かい違いに執着するような議論でなく
感情対立でもなく
より長期的に、より広域的に
全員の視点を高い位置に導くことが出来ます。



というわけで
議論の濃度コントロールは
合意形成を容易にします。

そのカナメは
アイディアの数を出す
でした。



ファシリテーター
冨永良史
スポンサーサイト
 発創する会議術 コメント(0)
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://eupsychia.blog75.fc2.com/tb.php/553-49c86511
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。