発創アリ。

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雷鳴轟き、龍は飛翔せず。



「人が人の前を走っています!」



あの瞬間の
この絶叫に込められた思いが
今も身体の中に共鳴しているように感じます。



北京オリンピック
陸上男子100m決勝の
ゴールシーンを中継していた
アナウンサーの絶叫です。


研ぎ澄まされた
人類最速を競う男達の中で
「雷」と称される「彼」だけが
異次元を走っていました。



ウサイン・ボルト(ジャマイカ)


あまりの速さに
サンダー・ボルト(雷)
とも呼ばれているスプリンターです。




9秒69



陸上競技者であっても
いや、陸上競技者であるからこそ
想像もできないレベルのタイムです。


これは、人が出せるタイムなのか?


そう思いました。
しかも、まだまだ余力を残してのゴール。
北京の夜に雷鳴が轟いたように感じました。

9万1千人の観衆は
雷に撃たれたのです。



数日後。
同じ場所で
またも衝撃が走ります。


同じく超満員の国家スタジアム、鳥の巣は
雷の時とは正反対に
文字通り、凍りつきました。


怒号、涙、悲鳴。。。


中国が世界に誇る「昇り龍」が。。。
あろうことか、あの英雄、昇り龍が
墜落してしまったのです。


110mハードル
元世界記録保持者にして
アテネオリンピック金メダリスト
劉翔


昇り龍と称される中国の英雄は
スタートラインにいったんは立ちながら
昇ることなく、肩を落としてスタジアムを去りました。
アキレス腱の故障でした。



雷は
己の力を見せつけるように轟き


龍は
昇ることなく、地を這うように去りました。



己のすべてを賭けて
全人類の頂点を極めようとした2人の
対象的な姿を目に焼きつけながら


当たり前のように観ている
彼らの強さは

心と身体と技が
ほんの一瞬、絶妙のバランスで調和した時に訪れる
奇跡の瞬間なんだと

そう感じました。



サンダー・ボルトは
明日、ふたたび北京の夜に降臨します。

男子200m決勝。


どんな雷鳴を轟かせるのでしょうか。
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 出来事・日記 コメント(2)
コメント
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あのシーンが蘇ります。
詩的です。
ありがとうございました。
by: 南の冠 * 2008/08/21 23:44 * URL [ 編集] | page top↑
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南の冠さん、ようこそ。
オリンピック、あっという間に終わってしまいました。。。
開会式と閉会式に象徴されるように
なんだか「絵巻」を観ているような時間でした。
やっぱり、真剣、本気って素敵だなぁって。。。
by: 冨永 * 2008/08/26 12:00 * URL [ 編集] | page top↑
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