発創アリ。

2017 04
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何が話されていないのか?

■■発創する会議術11.■■

■何が話されていないのか?


議論に参加しているとき、まず意識が向くのが

「そこで何が話されているのか?」

です。
中には、ここ点にすら意識が向かず
眠り込んでしまったり、ピンボケ発言で場を混乱させたり
するケースも多々見られますが…。


何が話されているのか?に着目した上で
特にファシリテーター

「今、話されていないことは、何だろうか?」

という視点を持つことが有効です。



■これでは、上滑り

例えば、こんな議論はないでしょうか?

手段・方法についてのアイディアが次々と出されているが
何を達成するためか?という目的には触れられていない。

自分の知識・体験を延々と述べ合うばかりで
発言に結論が含まれていない。

抽象的なカタカナ言葉で議論の応酬が行なわれているが
その言葉の正確な意味・定義について確認されていない。

などです。これでは、議論が深まらず、上滑りを繰り返します。


■なぜ、話さないのか?

議論の当事者は
話している内容、場に投げ込まれた言葉にとらわれます。
ですから、「売り言葉に買い言葉」状態に陥りやすく
相手の発言に対して、自分の意見を組み立てがちです。

そうすると、本当に必要な議論がなされないまま
議論が成り行き任せに流れていってしまいます。



ファシリテーターが鳥瞰に導く

ファシリテーター
今、話されていないことに着目し

メンバーに話し合いそのものを鳥瞰できるよう
導くことが必要でしょう。

例えば

>手段の議論に入る前に、まず目的について考えましょう。

>おっしゃることからは、どんな結論が考えられますか?

>先ほどから言われている「パラダイム」ですが
>ごく簡単に言うと、どういう意味になるのでしょう?


のように、話されていない点に意識を向けてもらいます。



■エネルギーがいるからこそ

今、話されていないことについて、話題を振り向ける
というのは
話されていることについて、意見を返すことに比べて
かなりエネルギーが必要です。

ですから、参加者任せにしておくと
いつまでたっても議論が上滑りになりがちです。


だからこそ、議論のプロセスそのものに注目し続ける
ファシリテーターが必要なのでしょう。


written by 発創デザイン研究室 冨永良史



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