発創アリ。

2017 10
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議論を見せる。
■■発創する会議術6.■■


議論は言葉でします。
言葉を見えるように、議論を見えるようにすると
すれ違い、不毛な対立、ぶり返しが減り
議論の噛み合わせが良くなります。


■議論は書いて見せる

議論を見えるようにするとは
「書く」ことです。とにかく書く、書く。
書記役を決めてもいいし
進行役(ファシリテーター)が兼任してもいいから
参加者全員が見えるように書く。

書いて、常時、みんなから見えるようにしておけば
論点や発言やキーワードが忘れられることはありません。

もしそれでも忘れられてしまったら
それが書いてあるところを指し示し
思いだしてもらえば良いだけです。

議論が見えるようになっていることで
会議はグンと創造的な場になります。
例えば・・・


■書くことの効用

どんな意見でも、とにかく書くことで
声の大きさ、話し方のうまさの影響をかなり取り除けます。
出てきた意見を平等に扱うことができ
その中身のみに集中して議論できます。

さらに、次々に出てくる意見を書いていくと
前の意見と、今の意見の関係性が見えてきたりします。
「あれとこれは似ているな」とか「ちょうど反対の意見だ」とか。
参加者の思考を建設的にします。

また、前に出た意見が見えていることで
それらからインスピレーションを得ることもあります。
「あの意見とこれを足すと、こういうのもあるよね」とか。
何も見えない状態で意見を求めるより
意見を引き出しやすいのです。

このように
議論を「書く」ことで
会議から無駄が減り
議論をより建設的、創造的に発展させていくことができます。



■ホワイトボードを使いまくる

ですから
会議の場にはホワイトボードや模造紙は必須です。
たいていの会議室にはホワイトボードがありますね。

ところが
実際に使われていることはあまりなかったりします。
会議の次第が書いてあるだけ、とか
多数決を取るときだけ記録用に使う、とか
そのくらいの使われ方だったりします。

もったいない。使いまくってください。
どうやって書いたら良いか分からないとか、うまくかけないとか
そんな理由で書かないことが多いようですが

そんなことにこだわっている暇があったらとにかく書く。
議論を見えるようにして
みんなで共有することの効果は絶大です。
まず、それを体感してください。

書き方のコツは、書いているうちに見えてきますから。



■書く時の注意

書記または進行役(ファシリテーター)は
議論を書くときに、最低限、注意すべきことがあります。

書き漏らしをしないこと。
どんな意見も書いていかないと
書かれなかった意見を述べた人のモチベーションが下がります。

解釈しないこと。
発言者の言葉をなるべくそのまま使い
書く人が勝手に解釈、要約しない。
解釈すると、生の意図が損なわれます。

書くことで、議論を見せて
参加者の頭の整理をするのが目的であって
疎外感を与えたり、誘導してはいけません。



■肝心な場所にホワイトボードがない!

そう言えば
日本でもっとも密度の高い議論が求められる国会とか
今話題の教育再生会議の現場には
ホワイトボードが見当たりませんね。

報道される現場の様子を見る限り
議論を見せている様子はない。

大丈夫かなぁ。
そんなんで、創造的な議論、できますかね。
事務局がカッコいい議事録にまとめてるだけとか
そんなの、勘弁してくださいよ!


written by 発創デザイン研究室 冨永良史
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