発創アリ。

2009 05
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脳髄の延長たる四畳半。



森見登美彦さんの小説「四畳半神話大系」の中で


脳髄の延長たる四畳半


という表現があって、とても印象に残っています。
小説は、京都大学で奇人、怪人、悪友に振り回されながら
学生生活を送る主人公の煩悶を描いた青春モノです。


その中で、典型的な「貧乏学生のハチャメチャに汚い下宿」のことを
部屋の主が「脳髄の延長たる四畳半」と表現しています。


貧しいけれども
あるものは、どれもこれも、使いこなしている。

ハチャメチャだけれども
あるべきところに、あるべきものがある。

汚いけれども
生きている感覚がありありと漂っている。

もし、これが八畳や十畳だったら
ここまで全体を我が身のように把握し
使いこなすことはできないだろう。


そういう誇りを込めて、部屋の主は我が住処を
「脳髄の延長たる四畳半」と呼ぶわけです。


これを読んで、ふとメジャーリーガーのイチロー選手が


バットの先まで手の感覚がある。


と発言していたことを思い出しました。



僕たちの周りには、僕たちの労力を省略するための
ありとあらゆる便利なものがあるけれど
そのほとんどは、ブラックボックスで
何がどうなっているのかわからないまま、使っています。


脳髄と僕たちの生活環境/道具との間には
どうやら、深い断絶があります。

イチローの言うように
完全に自分の手のように使いこなせる道具を
僕たちはどれだけ見つけられるでしょうか。


僕たちの脳髄が創りだしたはずのこの世界の中に生きることは
実は、脳髄との関連を確信できないものに囲まれた
不安の中を漂うことのように思えます。


脳髄の延長たるものを
身の回りにどれだけ見つけられるか。

豊かさとは、そのへんのこととつながっている気がします。





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 出来事・日記 コメント(2)
アイスブレイク入門。
僕たちの心の中には
恐がりで、時には攻撃的な「アイス」があります。
それは話し合いや学びを邪魔するどころか台無しにしてしまいます。

冷たくカチカチに固まったアイスは
自己正当化や他者攻撃や無関心のかたちをとって
僕たちの人間関係を脅かします。

だから。。。
そのアイスを壊してしまえば
僕たちはもっと素直で生産的で創造的に話し合えるし
他者からもっと多くを学ぶことができるはず。


人と人が向き合う時
そこにアイスを溶かしてあげる「アイスブレイク」があったなら
新しく豊かな関係を築くことができるでしょう。



みなさんは、アイスブレイクをご存知ですか?


ちょっとしたレクレーションゲームのようなものですが
見知らぬ人通しの出会いの場で
既に十分に知り合っているはずの職場で
深い出会いを促すために行うものです。


僕がアイスブレイクに出会ったのは9年前のこと。
同じ大学の同じ学部の先輩である今村光章さんによってでした。
現在、岐阜大学の准教授をされています。


アイスブレイク入門アイスブレイク入門
(2009/03/17)
今村 光章

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僕がファシリテーターという役割に可能性を感じ
そのリアルな振る舞い方を教えてくれたのが
今村さんでした。


あぁ、人の心はこうやってほぐれていくのか
こうやって引き出されていくのか


ということを
今村さんのやわらかな語り口や振る舞いから
たくさん学びました。


今村さんの新著は、アイスブレイクの方法を学ぶことができると同時に
人間関係の根源にさりげなく触れる語り口から
自分の中のアイスが解けるような心地にさせてくれます。

 出来事・日記 コメント(4)
人間力研究。



経営品質賞を運営している
福井県経営品質協議会という団体があります。
県内の「経営の品質を高めたい」と志す企業の集まりです。


日本経営品質賞が
その名の通り、国内最高の賞ですが

2006年、福井キヤノン事務機株式会社
2007年、福井県民生協

と2年続けて福井県の組織が受賞しています。


そんな経営品質先進県である福井の協議会で
新たな取り組みとして

人づくり実践研究会

を立ち上げ、「人間力の向上と組織力の強化」を実践的に研究していく
ということになりました。


なぜ、こんなことを説明しているかと言うと
この研究会の部会長に、僕が就任してしまったからです(汗)


パンフレットには研究会の説明について


「社員の能力開発とは職業専門能力と人間力の向上と考えます。
 しかし、この人間力の向上ほど過去に例がなく難しいものはありません。
 ここでは人間力向上の取り組みと真に企業が行う人材開発について
 研究していきます。」


とあります。
「過去に例がないくらい難しいもの」を
研究課題として与えられたというわけです(涙)


ヒリヒリとしたプレッシャーを感じると同時に
誰もが重要性を認識しつつ
まともに向き合おうとする人があまりに少なかった課題に
大勢の皆さんと一緒に向き合える機会をいただけたことに
この上ない喜びとやる気がわき上がってくるのを感じています。


僕がファシリテーション、対話を志しているのは
現場最前線で日々必要とされる個別実践の智慧を伸ばすには
それを背後で支える、人と人が理解し合い、恊働しあう能力が
必要だと考えているからです。


どうしたら営業スキルが伸ばせるのか?を考える前に
どうしたらミスを繰り返さなくなるのか?を考える前に
どうしたら開発スピードが上がるのか?を考える前に


私たちは
どんな可能性を持ち、どんなときにそれを発揮できるのか?
人と人が関係を結び、共鳴しながら成果を出すには
どんなマインドと実践が必要なのか?


そんな根本的なことを
現場の実践と、そこからの省察、対話を往復しながら
メンバーの皆さんの中に共鳴する智慧を紡ぎだしていきたい。

研究会を終える1年後
福井の中に、人間力向上を志す仲間の輪が生まれていて欲しい。


そんなことを願いつつ
今、研究会の企画を考えています。


 出来事・日記 コメント(6)
世界平和会議。


4月29日、福井県鯖江市にある
株式会社ウォンツにて、世界平和会議なるものが開かれ
まるで交通事故のようなご縁で、参加させていただきました。


メンバーは。

日本EC界の草分け?重鎮?
オンラインショプマスターズクラブ代表の森本繁生さん。

FM福井のパーソナリティとしても、型破り系経営者としても注目を集める
株式会社ウォンツ代表取締役、どんまゐ鈴木さん。

どんまゐ鈴木さんに後継指名をされている、次期社長にして
現「社長代理」という珍しい肩書きを持つ、岩崎サトシさん。

いじめをなくすクラス作りのプログラム、パーソナルポートフォリオを
全国に広めようとされている、立待小学校の岩堀美雪先生


でした。

岩崎さんからの「世界平和のための会議をするので来ませんか?」
という高邁な理想を感じさせつつも意味不明の一本の電話だけで

「なんか面白そうかも」と出かけていくのは
僕のいつものパターンです。


で、いったい何が世界平和なのか。。。
キーワードは「自己肯定感」「自分にイエスと言おう」です。

自分を認めること、受け入れること
それと同じように他者を受け入れることができれば
社会は平和にできる。

だから、自己肯定感を生み出すための
プログラム、商品、メッセージ、ネットワークを
世界に広めていこう。

という議論、いや対話の時間でした。


ファシリテーターという役割を通じて
対話のクリエイターを目指す僕にとっても
究極の目指すところは「対話を通じた世界平和」です。
岩崎さんを除いては、初対面、もしくは15秒くらいしか話したことがない方
でしたが、とても共感を持って皆さんの話しを聴くことができました。


「思いを引き出す、紡ぐ、世界を動かす力に変える」


これは僕がずっと胸に抱いているミッションです。
雑多な日常に紛れて、色あせそうになることもあるのですが
世界平和を真っ正面から語る皆さんに囲まれて
自分のミッションが、鮮やかな色を取り戻したように感じたひとときでした。


貴重なご縁をいただいた皆様
ありがとうございました。


世界平和へ向けて
自分にイエスと言える対話の場を
クリエイトしていこうと思いを新たにしました。
 出来事・日記 コメント(0)
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