発創アリ。

2009 04
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全裸で何が悪い。



酔っぱらって深夜の公園で全裸になり大騒ぎ。
駆けつけた警官に抵抗し、「全裸で何が悪い」。

彼が、「いい人」をイメージとした超人気タレントであったため
まるで連続殺人犯が逮捕されたかのようなニュースになり

彼が、あるキャンペーンのメインキャラクターであったため
その総責任者たる某大臣は、「最低の人間」と断罪。



深夜の公園で全裸で大騒ぎしたり
注意した警官に悪態をつくことは、良くないけれど
彼は、そんなにも悪いことをしたのでしょうか?


某大臣は、後に「最低の行為」と前言を撤回しましたが
彼は、そんなにも悪いことをしたのでしょうか?


彼の行為の「悪さの程度」を決めているのは
私たちが彼に求めているイメージとのギャップであることを
考える必要があると思います。

彼の行為が、絶対的な「最低行為」ではなく
私たちが彼に求める水準から、著しく逸脱したが故に
大きな代償を払うことになったことを考える必要があると思います。


酔って全裸になる人は
いくらでも、それこそ五万といます。

ある人は、「しかたない奴だな」と苦笑され
ある人は、「最低だ」と公然と断罪される。


それが、「公人」の宿命なのでしょうか?
僕は、あらゆる理想像を「公人」に背負わせる社会常識に
とても危ういものを感じます。


彼が悪いことをしたのは間違いないでしょうけれど。
僕たちの勝手な視点が、その「悪さ」の程度を決めていることを
決して忘れてはいけないはずです。


「理想的な公人」ばかりの社会が
どれだけ窮屈で、そもそも非現実的なものかは
少し想像したらわかります。

そんな社会で生きられる人はいませんし
そもそもそんなふうに生きられる人もいません。

陰と陽の危ういバランスの中で生きているのが
僕たちの現実のはずです。

まるで陽だけで生きていくのが良いことのような
そうすることが可能であるかのような

そんな非現実的な視点を
報道や大臣の無責任な言動から感じます。


全裸で何が悪い?


酔った末の暴言かもしれませんが
ちゃんと答えるには、とても深い思索が必要な問いだと思います。



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